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アーカイブ "2011年07月"

佐太郎夫人の佐藤志満さんの第一歌集『草の上』のあとがきに
佐太郎のことを
「実生活の面でも、気性が激しいといふのか怒り易いのが辛かった」と書いてある。
貧乏だったことよりも怒られる事のほうがいやだったと文章は続く。
なんでこんなことをあとがきに書くのだろうと思うけれど、
本当に嫌だったとしか思えない。
あとがきを通して、夫に訴えてる気がする。
そんなことを考えていると、後ろで変な声がする。
夫が腹話術の練習をしている。
手に持っているのは、娘の歯の矯正で取った石膏の歯型。
歯型をカチカチさせて腹話術の練習をしている。

ドラえもんの未来展は5階。
今日、そのビルの3階にある映画館で『黄色い星の子供たち』を観た。
黄色い星に棲んでいる子どもの話じゃない。
黄色い星は、1942年にナチスの支配下にあったフランスでユダヤ人が
衣服の胸につけされられていた星。
過去を語った映画だったけれど、
未来のことばかり考えてみていた。
映画館にはいるとき降っていた雨は、
出るときにはあがっていた。


息子を連れて梅田スカイビルで開かれている「ドラえもんの科学みらい展」へ行ってきた。現代の技術が生み出したドラえもんの秘密道具のような品々が展示されている。
再帰性反射材を用いた透明マント、スパーボールをつまんで砕くことができるパワーフィンガー、世界一小さい一人乗りヘリコプターなど、すごいモノがいっぱいあって、大人が見ても楽しい。

その後、屋上にある空中庭園へ。遠く大阪湾まで一望できる。大阪は京都と違って、さすがにビルが多い。

全国大会の詠草集はいつ届くのかという問い合わせがありました。
今週の28日(木)に発送作業を行いますので、今週末か週明けには参加者の皆さんに届くと思います。
詠草集と一緒に振込用紙も送ります。その振込用紙で、8月12日(金)までに参加費をお振込み下さい。よろしくお願いします。

角川「短歌」8月号は、河野さんの一周忌にあわせて「愛しの河野裕子」という全55ページの特集を組んでいます。内容は以下の通り。
○テーマ別秀歌鑑賞
 ・家族 「恋は家族のはじまり」 俵万智
 ・食 「ごはんと卵」 花山多佳子
 ・生き物 「鳥の歌、鵙の歌」 大辻隆弘
 ・いのち 「母胎に凝縮する歌のいのち」 阿木津英
○河野裕子論
 「青き林檎―河野裕子ができるまで」 松村正直
○河野裕子への手紙
  安森敏隆、大島史洋、小池光、中川佐和子、松平盟子、櫂未知子
○座談会
 「河野裕子が残したもの」 今野寿美、穂村弘、吉川宏志
○エッセイ
 「遺歌集『蝉声』編集を終えて」 永田淳
皆さん、どうぞお読みください。

去る7月10日にNHKにて放送されましたETV特集「この世の息〜歌人夫婦 40年の相聞歌〜」が再放送されることが決まったようです。
再放送の日程は
7月31日(日) 午前10時5分〜 NHK総合
見逃された方や、お近くでご覧になっておられない方などおられましたら、お知らせいただければ幸いです。
ブログさぼりっ放しですみません。
今日は4番目の子のお誕生日会が保育園であったので行ってきました。7月1日生まれ。70人ぐらいの園児がいて、7月生まれは13人。それぞれのクラスごとに7月生まれの子が出てきて、名前と年齢と得意な芸(?)を披露していく。うちの子は年少で1日生まれなのでトップバッター。なにをするのかな?と見ていると、亀の格好でした。家ではやってるのを見たこと無いぞ!?
各クラスが終って、最後に先生の出し物「大きな蕪」(これが素敵だった。説明すると長くなるので省略)があって、おしまい。約1時間、子供たちを見ていると楽しい。

土用の丑の日ということで、鰻を食べる。
新聞にも鰻に関する話がいろいろ載っていておもしろい。
鰻と短歌について、あれこれ考える。
まずは卵のこと。
 (…)東大などのチームは先頃、太平洋マリアナ諸島沖で約150個
 の卵を集めた。世界初の採取となった2年前の5倍の量で、研究に
 弾みがつこう
           「朝日新聞」7月21日朝刊「天声人語」
  発見されてをらざることを知らざりしウナギの卵発見されたり
            花山多佳子(「塔」4月号)
そして稚魚のこと。
 (…)国内で食用として出回るウナギの大半は、体長6センチほどの
 稚魚(シラスウナギ)のときに河口付近で捕らえられ、池で育てられ
 た養殖ものだ。
           「朝日新聞」7月21日夕刊
  沙浜にくされし如き水流れ白き鰻(うなぎ)の子やや上流(じやう
  りう)に上(のぼ)れるもあり
            土屋文明『六月風』
文明の歌は昭和10年の「稲村が崎」と題する一連のもの。鰻の稚魚を詠んだ歌というのも珍しい。

今日、7月20日、大阪市立中学は終業式の予定でしたが
台風接近のため暴風警報がでて、お休み。
終業式はお流れ、通知票はいつになることやら。
通知票は三者面談でちらりと見せられていて、
もう二度とみたくなかった(悪親)ので
ちょうどよかった。。。。(嘘だけどちょっと本気)。
10時には警報も解除になり、羽がはえた少年たちは
どこにいったやら・・・とそれを聞きつけた先生が
急きょ「部活をするぞ!」と叫び、
集合。へろへろ。
鰻を食べさせる。

先日、東京の方とタクシーから降りるとき、
おつりはいらないよ、というところを、
「おつりは大丈夫です。」とおっしゃった。
大丈夫?
とは?
いや、意味は通じているんですけれどね。

台湾の陳淑媛さんから、お手紙が届いた。
暑中見舞いのお手紙であるが、その中で夏の全国大会について、次のようにお書きになっている。

今年の全国大会めぐりて参りましたが
年重ねつつ出席出来ぬ身の悲しさ
人生とは此ように辛いものですね
皆々さまにお会い致しとうございます

陳さんは以前はよく全国大会にいらっしゃっていたが、数年前からご高齢ということもあって、参加を見合わせておられる。でも、こうして大会のことを忘れずに、お手紙を下さるのだ。本当に嬉しく思う。

おそるべき暑さですね。
目下のところ、私の天敵は電車です。歩いているうちはなぜか大丈夫なのですが、電車の中に入って立ち止まる(座る)と一気に汗が噴き出します。この現象は何なのでしょう?クーラーは効いているはずなのですが…。
今日の再校作業へも電車で行きました。京阪電車は涼しく、快適に乗ることができたのですが、叡山電車が地獄でした。なぜか人でぎゅうぎゅう詰めで、しかも誰も降りない。祇園祭とは別の、何かが北の方で行われていたのでしょうか。電車の窓が全部無かったらもっとすずしいのに。
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七月の歌会記ですが、お盆の関係で進行が早まりますので、できるだけ早めに送ってください。また、歌会記を書かれる方と会ったり連絡する機会のある方は、その旨伝えてくだされば幸いです。

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