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アーカイブ "2010年09月"

 きょうの仕事帰りにぶらぶら道沿いに植えられた木や野菜を眺めながら歩いていると、少し前におばあさんと孫ふたりが歩いていた。お孫さんは2歳くらいと4歳くらい。ちいさいほうの子の手をおばあさんが引いている。保育園のお迎えを急に頼まれた、という感じだった。ちいさいほうの子が、
 「おばあちゃん、おうちにかえるの?」
 「帰るよ」
 すると、お兄ちゃんが、
 「おばあちゃんのおうちはラーメン屋さんから何番目の家?」 と訊いた。
 「9番目。ラーメン屋さんを1番目と数えて9番目だよ。9軒目ともいうよ」とおばあさんが答えていた。
 すごくわかりやすい説明だと思った。9番目っていっても、確かにラーメン屋(どこか知りませんが)を含むのか含まないかで大きく違ってくる。家を間違うことになる。そしてさりげなく「9軒目ともいうよ」と加えるところになんというか余裕を感じてしまった。
 慌しくそういう時期を過ごしてしまって、もったいなかったなぁと思いつつ橋を渡って帰った。

現在発売中の「週刊現代」10/9号の「死ぬと分かったら、すぐやること」という特集に河野裕子さんが取り上げられています。河野さんの最後の日々について、永田淳さんが取材に答えています。
お知らせまで。

急に冷え冷えとしてきました。
今週末、体育大会ですが、天気はどうでしょう・・。
実家で何日か過ごすと、時間が止まるような不思議な感じがします。
この頃、両親は甘いものを食べないので、お土産は京野菜や、上等そうな蕎麦など・・。
おいしい、おいしいと食べてくれました。
父はヘラブナ釣りの毎日、母は趣味の俳句に悩んでいます。
京都へもどってくると時間があれよあれよと流れます。
母は時間をかけて毎日のご飯をつくっていました。
手抜きを反省・・。

秋晴れの気持ち良い一日。短歌に関する調べものがあり、朝9:30の開館にあわせて京都府立図書館に行く。
京都府立図書館は、京都の岡崎という地区にある。この一帯には他にも、京都国立近代美術館、京都市美術館、京都市動物園、京都市勧業館、京都会館、平安神宮などがあり、京都を代表する文化ゾーンになっている。緑が多く、疎水も流れており、どの季節に行っても気分の良いところだ。

府立図書館は新しい建物だが、古い建物の外観を一部保存して残している。「京都図書館」の文字が美しい。
3時間ほど調べものをして帰宅。小さな収穫があった。

「ゲゲゲの女房」がいよいよ最終回である。なんだかさびしい。
このドラマの勢いにのって、水木しげるのふるさと鳥取県境港市にある鬼太郎ロードは250万人の観光来場者をこえた。
今日はその境港の近くまで日本海沿いの9号線を走っていった。海はもう冬になっていた。

やっと涼しく(寒く?)なってきた。
今年の暑さはずっと忘れないだろう。
今やっと私の窓のほうに月がまわってきて美しい。
幸田文さんのエッセイに
9月は
  女の美しさにとって一年じゅうで、
  一番むずかしい月ではないか
とある。
夏の疲労が表面に出てしまうのだそう。
なっとくする。
では、どんな女が9月も美しくいられるか。
それは、送り迎えに情を心掛ける、ということだそうだ。
  夫を子を親を友人を、そして好きな人を、
  柔らかく迎え、やさしくおくる
幸田文さんのエッセイは1964年のもの。
今のわたしだったら、
<情を深くもって、行ってきますとただいまを言いたい>
ってとこかしら。

短歌研究各賞の授賞式等に参加させてもらって、東京で規則正しい生活を送ったおかげで、昼夜逆転がようやく治りました。
何回か朝の散歩へ行くことで気づいたのですが、家の近く、毎朝同じところに(赤?)蜻蛉がたむろしています。それ以外の時間、たとえば昼前とか夕方とかに行くと一匹もいません。他にもいくつかの蜻蛉ポイントがあるみたいです。興味深いです…。

蜻蛉を撮ったつもりでしたが写っていませんでした。残念。

関係ないですがmaedaさん、例の散歩の犬です。

阪神が気になってしかたないこのごろ。
祈っているのだが、どうも通じない。とほほ。
明日の先発はきっと能見だ。能見は鳥取城北高校出身。
鳥取城北高校にほどちかいホテルモナークのフロントにはベンガル虎の剥製が展示してある。
がぉーーーっ!

現在発売中の「短歌研究」10月号に、河野裕子さんの遺作「コスモスが咲く頃までは」13首が掲載されています。
  コスモスが咲く頃までは生きらるるか看護師は黙す二秒がほどを
  和室より今年竹見ゆ健やかさ死ぬときはきつとこの部屋で死ぬ
先日、編集作業で永田家を訪れた時、庭にコスモスが咲いていたのを思い出しました。
同じく発売中の「文藝春秋」10月号には、永田紅さんが「これから母はいない」と題して、河野さんの最後の日々について書いています。
皆さん、どうぞお読みください。

金曜日は朝から新幹線で東京へ。東京駅でさんざん迷った後、神保町に到着。京大短歌の先輩方と合流して、古本屋を覘いたり。如水会館にて18時半から授賞式だった。今年の短歌研究新人賞は京大短歌ОBの吉田竜宇さんと早稲田短歌会ОGで同人誌「pool」所属の山崎聡子さん。また短歌研究賞は米川千嘉子さん。山崎さんは美しい振袖姿で短歌への思いに溢れたスピーチをなさって、印象的だった。
排卵日小雨のように訪れて手帳のすみにたましいと書く
さようならいつかおしっこした花壇さようなら息継ぎをしないクロール  「死と放埓な君の目と」(山崎聡子)
早稲田短歌会の先輩の家に泊めていただき、翌日、翌々日はそれぞれ歌会。日曜日は、同じく京大短歌の藪内さんと一緒に塔東京歌会に初参加した。東京歌会の皆さん、大変親切にしていただいてありがとうございました。参加者は20人と少し。歌会後は喫茶店→居酒屋へ。歩きながら、ここから東京スカイツリーが見えるんじゃないかという話になりあちこち探したが、残念ながら見つからず。ぎりぎりまでねばって、京都の下宿にたどり着いたころにはもう日付が変わっていた。今日は編集会議と校正に参加。葡萄が美味しかった。一人暮らしを始めてからは、果物を食べる機会があまりない。先日のブログにイチジクの話がありましたが、実はイチジクは大好物なので、明日買いに行こうと思う。

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