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アーカイブ "2010年01月"

映画『オーシャンズ』を観に行く。製作費70億円と4年の歳月をかけて撮影された海の生き物たちのドキュメンタリー。世界各地の海で撮影された貴重な、そして迫力あるシーンが次々と展開する。
登場する生き物は100種類以上。アオウミガメ、カブトガニ、イッカク、エチゼンクラゲ、グンカンドリ、オットセイ、ガンガゼ、ギンガメアジ、コウテイペンギン、ザトウクジラ、セイウチ、イトマキエイ、チンアナゴ、ハナミノカサゴ、ヒョウアザラシ、ホッキョクグマ、ホホジロザメ、マンボウなどなど。
途中、少し自然保護のイデオロギーが強く出過ぎていて気になったが、全体としては十分に満足できる内容だと思う。子供料金が500円になっていることもあってか、家族連れを中心に観客も多かった。

今年買ったダウンジャケットは、
襟の部分にふつうよりちょっと(?)多めにダウンが入っている。
あたたかくて気に入ってるんだけれど、
見るたびに「座布団くっつけてる?」というひとがいる。
そういえばそうだ。
エリマキトカゲのような襟だなあ。
いいのいいの。人と一緒じゃあ面白くない。

今日は午後、短歌のミーティングふたつ。
無事におわってほっとしている。
夜のミーティングでは、前衛短歌や塚本邦雄の話などを聞いた。
歴史は必ずしも事実ではないのだろうけれど、
歴史にのっかっておもしろがってみるのもいいなと
のんきなことを考えながら帰った。
帰り道、満月にむかって、叫んでいるひとがいた。
こわ〜〜〜。

午後5時半からアークホテル京都にて、現代歌人集会の理事会。今年から新たに理事を務めることになった。任期は二年。今日は理事の役割分担や春季大会の企画などについての話し合いをした。
現代歌人集会は1970年に高安さんらが中心になって結成したもの。主に名古屋以西に住む歌人が所属しており、年に2回の大会の開催、会報の発行、現代歌人集会賞の授与などを行っている。今年の春季大会は7月4日(日)に大阪で行われる予定。多くの方に参加していただけたらと思う。
理事会の後は夕食。雑談の中で、僕の住んでいる「大亀谷(おおかめだに)」という地名が「狼谷(おおかみだに)」から来ているという話を聞いた。十数年前にJRの駅ができるまでは、何にもないような場所だったらしい。そんな話を聞くと、夜、寝られなくなりそう。
夕食を終えて外に出ると、夜空に大きな満月がかかっていた。
わおぉーん。

 きょうのお昼、買い物から帰って家に入ろうとしたら、なにやら男性の歌声がきこえてきました。昼間から近所の人がお風呂で歌っているのかと思っていたら、向かいの高校の体育館から「あかつきばかり〜うきものはなし〜」と響いてきます。かるた大会でもしているのでしょう。
 
 お天気もいいし、こういうことも滅多にないので、しばらくガレージの葉っぱを掃いたりしながら耳をすませていました。花に水をやりながら「あまりてなどか〜ひとのこいしき〜」とか「くものいづこに〜つきやどるらむ〜」とついいっしょに歌っていたら、となりの老犬がブロック塀に足をかけて「なにやってんの?」といったふうにこっちをのぞいていました。人じゃなくてよかった・・・

今日からは特別養護老人ホームでの実習。「食事」「排泄」「入浴」の三大介護を中心に、みっちりと教えていただいた。ほとんどの方が80歳以上で、98歳や103歳の方などもいらっしゃる。職員の方はさすがに手慣れていて、動きも速く、しかも丁寧。見ているだけだと簡単そうなのだが、実際にやってみると思うようにはいかない。ズボンを前後逆にはかせてしまったりと失敗も多かったが、それでも充実感のある一日であった。

今日、47都道府県の名前を挙げていくというゲームをした。三十人くらいの人が思い付いた名前を次々と挙げていき、15分くらいですべての都道府県の名前が出た。
最初に名前が挙がったのは「東京都」、ついで「京都府」「大阪府」。
反対に一番最後まで出なかったのは「佐賀県」であった。その前が「山梨県」「長野県」という順番。頭の中に日本地図の海岸線を思い描いていくので、海のない県は出にくいのかもしれない(佐賀県は海がありますが)。
これを一人で全部言うとなると、けっこう難しそうだ。

今日は実習先のレクレーションで、生まれて初めて(?)たこ焼を作った。小麦粉と卵と水をまぜた生地に、竹輪(タコではなく)とネギと紅生姜と天かすを入れて、タコ焼き用ホットプレートで焼く。竹串でくるんくるんと回すうちにきれいな球形になっていくのが楽しい。最後に青のりと粉かつおとソースで味付け。焼き立てはやはり美味しい。家でも一度やってみようかな。

午後1時から永田家で2月号の再校と3月号の割付作業。今月は20名以上の参加者がいて、椅子が足りなくなるほどであった。おかげで作業も早く進み、大助かり。
4時過ぎに作業を終えて、その後、新年会。高さ数十センチ、容量3リットルくらいのワインを開けて、みんなで飲んだ。

私は、「塔」の作品1の詠草を整理する係ですが、今月、作品2より昇欄されてきた、新しい方の詠草を開封しました。お手紙をつけてくださる方もあり、緊張しつつもやる気、意気込みが漲っている印象をどの方にも感じました。
今日は永田さん宅で、校正作業でした。自分の作品もチェックします。10首中9首もとられていて、すごく嬉しかった・・・・。(あかん時は、6、7首だから)
いろんなことがうまくいかなくても、いい歌ができるとすっきりする時があります。いい歌ですね、と何気なく誰かに言われたりすると、百点をとった子供のように嬉しくなります。だから、私も、日頃あまり親しくないような方にも、印象的な歌に出会った時は、一言感想を伝える努力をしたいと思っています。

1月号の新樹滴滴に河野さんが「食べること」という文章を書いている。その最後に次のような部分がある。
 (前略)旧月歌会にわたしはこんな歌を出した。
  食べることは生きるよろこびと沁みじみす 殺して食ふことと沁み
  じみす
 隣りに居た吉川宏志さんが、この歌、僕なら落とすなと呟いた。日
 頃、具体的に表現するということを喧しく言っているが、時として具
 体を跳び越えて抽象でしか表現できないこともある。
同じ歌会に参加していたので知っているのだが、本当はこの後にもう少し話が続くのである。この部分だけを読むと吉川さんがこの歌を評価しなかったように読めてしまうのだが、実際はそうではなく、最終的には迷いつつもこの歌をかなり評価したのであった。
そのあたりのことを、現場に居たものとして、会員の方々に伝えておきたいなと思っていたのだが、今日届いた角川短歌2月号に、ちょうどその話が載っていた。「女流歌人はどう変化したか」という座談会で小高賢さん・大島史洋さん・吉川さんの3人が話をしている。
というわけで、新樹滴滴1月号を読んだ方は、角川短歌2月号の座談会もあわせてお読みいただければと思います。

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