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もともとは京阪間の農村地帯。
かなり宅地化しているけれど、水田も残っていて用水路に水が流れている。

その水路の鯉。

用水路は、地元の農家が共同管理することが多いが、この水路はどうなっているのだろう。水路というか、鯉のことが気になるのだが。
市役所には少し前まで「水路課」というのがあったはずだが、今は「下水道課水路係」になっている。

まるまる太って美味しそうだ。
そういえば、最後に鯉を食ったのはいつだったか。

鯉の歌はたくさんあるが、佐藤佐太郎『形影』冒頭一連「鯉」の3首め。

・落葉朽ちしづめる水にをりふしに鯉をりて憂(うれひ)なき濁(にごり)をあぐる

まことに憂なき鯉だ。
岸に立つと寄ってくるのは、近所の人が餌をやっているのだろう。

ちいさいのは稚魚か。

carp

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  • やまさき より:

    東京の水道橋駅のそばの小さな橋の下に大きな鯉がたくさんいました 高価な鯉でしょう?

     鯉群るる津和野の町の中の溝こころは和み見つつ歩みし  佐藤佐太郎

    好きな歌ですが 記憶違いのところがあるかもしれません それにしても鯉とか金魚には食欲がわきませんです

  • 黒田長宏 より:

    真中さんも茨城県出身ですね。今、茨城新聞を開いたらタイトルのような記事が書かれていましたので早速投稿しました。私は月の10首だけで、歌会にも出ず、短歌も読まず、なんにもしていませんが、(再入会した時だけ似たテーマで10首選ぶ企画など少し頑張って、採用していただき塔には本当に感謝です。)一度だけもう15年くらい前になるのかな、茨城県内での歌会に1度だけ出た事があって、出頭さんにも会ったり、手紙も出した事がありましたね。72歳になられるんですね。ここで宣伝ですが、私は当時47歳でようやく結婚出来たら、3日で妻が実家に帰って、離婚裁判にまでなってしまい、そこで「離婚しない社会へ、仲直り出来る社会運動」をはじめまして、ネットを荒らしています。年間25万組が離婚するのは変です。永田河野家族などは見本ですよ。そういうわけなので、鯉よりも恋の研究をしています。短歌は勉強しなくて申し訳ありません。法律と心理学をまず勉強する時間をとります。

    • 黒田長宏 より:

      あれ、先ほどの投稿でタイトルが出ないようです?
      タイトルがポイントだったのですが。
      今、茨城新聞を開いたら、出頭寛一さんが本年度の茨城文学賞の短歌部門になったという記事が出ていました。それがタイトルでした。

  • 黒田長宏 より:

    12月9日茨城新聞朝刊に、鹿嶋市の人なので出頭さんは知っている人かも知れませんが、榎本麻央さんが第1歌集『一杯の水』(現代短歌社)を出版として記事になっていました。(三次豪記者)母の谷垣美恵子さんが「むらさき短歌会」の代表で、ご本人は、「りとむ」にも入会して歌歴10年の47歳だそうです。何首か掲載してありますので、全部掲載します。塔では中村さんの名前が出て来なくなっているようで、どうしたのかなと思っています。私は離婚裁判問題から法律と夫婦カウンセリングの勉強を始めていますので、さらに短歌は10首出すだけの活動となります。詩心を忘れてはいけなのですけれども、2足のわらじとはすごい事なのだなと思います。

    私のほうが良くわかりませんが、なんとなく河野裕子さんの影響も受けているような
    感じでしょうか。

    わたくしを薄めるために一杯の水を飲み干し仕事へ向かふ
    (NHK短歌大会で特選)

    手のひらに雪のせながら上の子は雨より雪はやさしいねと言ふ

    もう少し君の言葉が聞きたくて花びら膝に積もらせておく

    子には子の大きさ分の雨が降る小さき小さき傘の上にも

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