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4月26日。今日は「高安国世 三都物語ツアー」の第2回目。

集合するとまず皆が口にしたのは熊本・大分をはじめとする九州地方の大地震のことでした。

塔にも大勢の会員がおられます。余震もまだ続いていますし、また雨も降るようですね。皆さまのご無事を祈っています。

 

第1回の大阪・道修町に続いて今回は芦屋です。高安国世が青年時代を過ごした土地を訪ねました。

まず阪神電鉄「芦屋」駅に集合し南へ。15分ほど歩くと高安家別荘跡があります。

昔を偲ばせてくれる樹を見上げながら、さらに南へ。すぐ芦屋川河口へ着きました。

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     海近く乾ける風の吹く部屋に見て居り一日揺れやまぬ竹

     幼き日と形変りし芦屋浜防潮堤にただ波の寄る

                      高安国世『街上』

しばらく海風にあたった後、バスで山手の方へ。

苦楽園。このあたり、高安国世の甲南の学生時代に身を寄せた苦楽園ホテル跡や

親しんだ惠ヶ池があります。苦楽園ホテルには斎藤茂吉が訪れ、

また谷崎潤一郎も執筆した場所です。

豊かな緑、花、坂道、風、陽射し、遠くに見える海。

とても静かな住宅街です。

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堀江オルゴール博物館や下村海南邸跡を見学し、

苦楽園五番町のバス亭で解散しました。

↓↓ おそらく国世が歩いたであろう道。むこうの海、見えますか。

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次回は5月。京都編です。

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