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横浜歌会では一年に四回、題詠を行っていて、今月のお題は「粋」。
純粋、抜粋、生粋、粋人、などの熟語が選ばれる中、次は「無粋」を
詠んだ粋な歌(ここへの掲載に際し、ご本人の了解を得ています)。

  金のなる木と無粋な名前つけられて路地に花月の花白く浮く
                       関野裕之

金のなる木は我が家でも二十年ほど鉢植えで育てていますが、
一度も咲かず。それが今年の一月、知人宅で「咲いたよ」と
はじめて見せてもらったばかりでした。それがこの写真です。
ふーん、「花月」ともいうんだ。と、出席者は一様に驚き。
まさか、「金のなる木」が本名とは、誰も思っていなかったみたい。
「フチベニベンケイ」ともいうそうです。
でも、もちろん「花月」だから成り立った歌。
ともあれ、わが家で一度も花が咲かないのは、はたして、どんな
「警告」なんだろう、などと考えてしまいました。

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