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先日、土佐堀川の蟹のことを書いた。
ある方が、それはクロベンケイガニだと教えてくださったのだが、調べてみると、
汽水域のカニの生態もなかなか面白い。
 
昔は、海の近くの水田で、畦に穴をあけることで嫌われていたらしい。
 

畦(あぜ)草に這い出でし蟹甲の上(え)に泥をつけたるままに死にいる/田中栄『岬』

死んでしまっているのが残念だが、このへんがたぶんクロベンケイガニ。
 
それはそうと、見ていると面白い。
鋏で木の枝か草の茎かをつかんで、がしがし齧っている。
草むらから出てきたほうは、ヨモギの葉をちぎって抱えている。

植物を中心とした雑食で、落葉とか木の実を好むらしい。

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