蝉、背中を見せて歌う。
子どもの頃、虫取りに熱中することはなかた。
今になって、図鑑をぱらぱらめくったり、インターネットの図鑑サイトなどあれこれ眺めたりして、そうか、これは、これだったか などとやっている。
これはミンミンゼミ。
背中の色合いは個体差とか、光の具合とかあるが、ほのかに緑色を帯びて黒と白の模様がはいっている。
関西に多いクマゼミは、これに比べればまっ黒だ。
透(す)き羽(ばね)とみどりのからだもつ蝉よ鳴けば水玉うまるるごとし/栗木京子『ランプの精』
「みどりのからだ」というのは、亜熱帯のほうへゆくと、美しい緑色の蝉もいるようだが、さてどうだろう。
ミンミンゼミの声が「水玉」というと、かなりどばどば、じゃぶじゃぶという感じがしないこともない。
早朝、セミの声しか聞こえないところ。
工事現場の騒音モニターは62デシベルを示していた。
このあたりの環境基準は、日中で60デシベルだったはず。
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