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昨日は宮崎市で第21回若山牧水賞の授賞式がありました。
吉川宏志さんの歌集『鳥の見しもの』が受賞。

うちがわを向きて燃えいる火とおもう ろうそくの火は闇に立ちおり
窓のした緑に輝(て)るを拾いたりうちがわだけが死ぬコガネムシ
立ちながら殺されてゆく樹がありぬ或る条文のようにしずかに

今朝の宮崎日日新聞の1面です。

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今日は日向市で吉川さんの受賞記念講演「若山牧水―言葉と身体」がありました。
地元の方々の熱意に支えられ、また多くの「塔」の会員も参加して、賑やかで楽しい二日間でした。

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  • 大橋春人 より:

    改めて受賞おめでとうございます!
    『鳥の見しもの』、再読します!

    • 松村正直 より:

      再読すると、初読の時には気づかなかったことに気づいたり、
      好きな歌を新たに見つけたりしますね。

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