ブログ

こんにちは。鈴木晴香です。2018年もあと1週間ですね。みなさまにとってどんな1年だったでしょうか。

昨日、とあるクリスマス会で「この1年間に読んだ中でいちばん心に残った本」を交換するという企画がありました。これは、あげる方ももらう方も楽しく、意外な出会いのある、しかもお互いの距離が近くなる、大変優れた企画だと思っています。

で、私がいただいたのがこちら。
IMG_1522

川端康成の『掌の小説』という短編集です。

『雪国』や『伊豆の踊子』は読んだことがありましたが、短編は初めて知りました。若い日から四十余年にわたって書き続けられた掌編小説が122編も入っているということ!これは、素晴らしい年末年始を過ごせそうです。

ちなみに、私がプレゼントとして提出したのは岸政彦さんの『断片的なものの社会学』。社会学者である著者が「分析も一般化もできないような人生の破片」(ときにそれはなんの意味もない、しかしその意味のないということが重要なこと)を集めて綴った本です。

実はこれも、ある天文学の先生に「鈴木さんが気に入りそう」と勧めていただいて、ほんとうに気に入ったもの。誰かに勧めてもらって本を読むって、自分の中だけでは起こり得なかった化学反応を生じるものだな、といつも感じます。

読んできた本の名前を教え合う二の腕に二の腕を触れつつ  鈴木晴香

ページトップへ