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秋晴れの一日。
13:30から京都女子大学にて、第3回河野裕子短歌賞の記念フォーラムが開催された。
京阪七条駅から歩いて約15分。上り坂が続くので思ったよりも遠い。
第1部は河野裕子短歌賞の表彰式。
「家族の歌」「恋の歌・愛の歌」「青春の歌」の3部門に約9500首の応募があったとのこと。各部門の最高賞(河野裕子賞)は次の通り。
みてゐてとわれがたのめばうなづきてだきつくやうに荷物まもれり             足立訓子 (家族の歌)
捨てようとすれば途端に調子よく火のつくライター君にそっくり
              王生令子
 (恋の歌・愛の歌)
ほんとうの夢は誰にも言いません正しいだけの空の青にも
              佐々木遥
 (青春の歌)
第2部はアメリア・フィールデンさんの講演「英語になった河野裕子」。河野さんの歌集の翻訳を出版されているアメリアさんが、その魅力や苦心について語られた。オノマトペをどのように翻訳したかなど、具体例を挙げて一つ一つ話をされ、非常に面白かった。
第3部は選考委員の池田理代子、東直子、永田和宏の3名によるトークショー。入選歌のうち会場に来られている方の作品約20首を取り上げて批評していく。3名の掛け合いも楽しく、あっと言う間に時間が過ぎた。
最後に淳さんと紅さんの挨拶があり、16:30終了。

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