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先日、割付・再校作業で永田さんの家を訪れたところ、廊下に初めて見る色紙が飾られていた。高安国世の歌である。
 
 ふたりして生きゆく時は歓びも形を変えて君に棲まわん  國世
 
永田さんと河野さんの結婚祝いに贈られた一首とのこと。
この歌は高安さんの歌集には収められていない。
ちなみに、歌集『砂の上の卓』には「澤邊元一君新婚賀」と題する一首がある。
 ひと一人知りゆくことのよろこびの日々あらたにて君を生かさん

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  • 畑 久美子 より:

    先だって東海支部大会の折に、永田さんのお話の中でこのお歌を聞き、感動して書き止めました。こうして色紙を拝見できてとても嬉しいです。

  • 松村正直 より:

    高安国世には
    二人して生くる難(かた)さを知りゆくに知りゆくはなべて楽しと思ふ 『砂の上の卓』
    という歌もあります。もともとは他人同士であった二人が一緒に生きていくのは難しいからこそ、楽しさや歓びもあるのでしょうね。

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