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大きな台風がまた襲来しました。
みなさま、ご無事でしたでしょうか?
なんとか通過したようですが、また暑くなりましたね。
まだしばらくは暑い日が続くようで、ややげんなりです。

そんな酷暑続きの今年の夏ですが、避暑にお薦めのスポーツがあります。
ずばり、スケートです!!

編集後記でもときどき書いているので、ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、私は数年前からフィギュアスケートを習っています。
40歳を過ぎての挑戦で、なかなか上手くなりませんが、それでも諦め悪くしがみついていると、少しずつ「できない」が「できる」に変わってきます。
この歳になって「できなかったことが努力してできるようになる喜び」はそうそう味わえるものではありませんから、本当に貴重な機会です。

もともとフィギュアスケートは見るのが大好きだったのですが(今でも好き)、その中でもアイスダンスという競技を知ってから、どんどんその魅力にとりつかれていきました。
日本では「フィギュアスケート」というと男女のシングルばかりが注目されますが、男女で組んで踊る「氷上の社交ダンス」は時に妖艶、時に華やか、時にコミカル、カップルだからこその技や、描き出せる世界があって、一旦はまるともう大変です。
好きな演技なら10回、いや100回見ても飽きない自信があります。

で、どうしてもこのアイスダンスが自分でもしたくなって、恐る恐る始めてみた、というわけです。
自宅から1時間もかからないところに通年のリンクがあったのも、そこにアイスダンス教室があったことも、ラッキーでした。

で、本題に戻って夏のスケートですが、特に今年のような酷暑だとアイスリンクはパラダイスです!
私の通っているリンクは地下1階にあるのですが、駅から酷暑の中を歩いて汗だらだらになったところで、地下に降りて行くと、途端に「すーっ」と汗が引いていき、一気に涼しくなります。
それは、「世間は酷暑で、外に出るのすら大変なことなのだ」ということを忘れてしまうくらい。
もちろん、ある程度しっかり滑ったら汗はかくのですが、俗世を歩いているよりは遙かにましです。
(その代わり、リンクサイドでじっとしていると、そのうちとても寒くなってきます。)
なので、暑い夏にスケートは、本当にお薦めなんです!

とは言っても、世間的には「夏」と「スケート」はあまり結びつかないらしく、夏休みでもリンクはそこまで混んでいません。
冬の方がよっぽど混んでいます。
私なんかは「もったいないなぁ」と思ってしまいます。
もっとも、混みすぎても自分の練習が思うようにできないので(氷上で滑っている同士が衝突したら、一歩間違えると大変なことになります)、ちょっと複雑なのですが。

そうは言っても、スケートリンクは全体的にはどんどん減ってきているし、ましてや夏でも滑れる通年のリンクは、本当に限られたところにしかないですよね
…。
関西でも、ここ20年くらいで有名なリンクがいくつも潰れました。
近年中に、京都・宇治や大阪・りんくうタウンに通年のリンクができるという話もありますが、早く実現してほしいものです。

話を戻して、アイスダンス、選手のようにはもちろんできませんし(当たり前)、普段やるのもかなり簡単なステップのものばかりですが、それでも男性と組んで、音楽に合わせて踊る(滑る)というのは、予想以上に楽しいです。
何年もがんばって、ついに音楽に合わせてターン(前向き→後ろ向きに変わる)ができるようになったときは、本当にうれしかった!
年に1回発表会があるのですが、みなさんそのために猛練習して、衣装にも凝ったりして、当日は演るのも観るのもめちゃくちゃ楽しいです。
(もっとも、あとで自分の滑った動画を見ると、あまりのみっともなさにがっかりします…。)

18.08.24 スケートリンクとザンボニー

写真は、今日のアイスダンス教室前のリンクです。
この教室の前に、選手たちの貸し切りがあったので、製氷しているところ。
氷がつるつるぴかぴかでしょ?

左の方に写っているのが整氷車、通称「ザンボニー」です。
整氷車を作っている会社はいくつかあるそうなのですが、世界的に圧倒的なシェアを誇っているのが、ザンボニーさんが発明した、ザンボニー社の整氷車なので、スケート好きの間では「ザンボニー」と言えば整氷車を指します。

試合やアイスショーの休憩中にも製氷が入りますけど、これはよく「ザンボタイム」と呼ばれています。
「ザンボタイム」の直後は、本当に気持ちよく滑っていくので、ちょっと上手くなったような錯覚に陥ります。

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