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アメリカン・バイソンと呼ばれる、この動物も牛の仲間。
アメリカ野牛などと訳されていますが、現在では野生の
バイソンは、基本的に生息していません。
かつては西部の草原を「幅五マイル(約八キロ)にも群れを成し、
一時間以上も途切れすに移動するさまが見られた」(『Official
GuideBook of Audubon Zoological Garden』より)
ほど大量に生息していたとのことですが、西部開拓が
はじまると、まずは肉や皮革が目的で、次いで遊戯的に(!)
さらには原住民(インディアン)のなかで友好的ではない部族を
懲らしめるため、彼らの生業に繋がるとして殺戮、絶滅に追い込まれた
のです。現在は動物園や保護センターなどで見られるのみ。

私は学生時代に「動物と子供たちの詩」という映画を観、ここで
バイソンが殺戮されていく様子を知って、衝撃をうけたことを
覚えています。鑑賞前はこののどかな題に、全く違う映画を想像
していたのに。とても悲惨で辛い映画でした(ちなみに主題歌を
歌っていたのは、かのカーペンターズでした)。

写真が顔の部分しか用意できなかったので、全体像を図示してみると、
こんな感じ。きっと穏やかな性格の牛だったのではないかな。
上半身だけパフスリーブ付きのおしゃれなセーター着てるのに、パンツ
はき忘れちゃった、みたいなお惚けスタイルで、笑いながら、泣けそう。

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