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早朝で逆光で、なにやら不穏な感じだが水道の施設。
この界隈には、昭和初期につくられた配水塔が2か所あって、そのひとつがこれ。1つは現存だが、こちらのほうはいったん取り壊されて、これが二代目。ただし、昔の水道のように重力式の給水はしていないから、ポンプ室かなにかになっているらしい。今でも「水道タンク」と呼ばれている。
地元の人たちには愛着のある建物で、昔の姿に似たものとして再建されたのだ。

・こんもり丸き水道タンク二基残り長くバス停名となりゐき /蒔田さくら子『翡翠の連』
・使はれぬ水道タンクが堂々とありて親しまれゐしも伝説 / 同

このへんの作品は、一つが取り壊されて不在だった頃のことか。
道路が拡幅されて明るくなったけれど、昔の、こんもりとした木立に囲まれていた姿がなつかしい。

給水塔

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