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私は短歌会の他に、映画同好会というサークルに入っています。毎週金曜日の放課後に教室とスクリーンを借りて映画を観る、というサークルです。
今日は、『マルコヴィッチの穴』や『エターナル・サンシャイン』のチャーリー・カウフマン監督の『脳内ニューヨーク』という映画を観ました。主演はフィリップ・シーモア・ホフマン。
妻と娘に見放された中年の劇作家が、自分の脳内で妄想しているニューヨークを巨大倉庫のなかに芝居の舞台として築きあげるという内容です。何千人もの役者が一斉にしゃべっているようなお芝居。自分やその恋人もその芝居に登場させているため、自分役の役者や恋人役の役者などとごたごたとややこしいことになり、次第に現実と芝居の境目がなくなっていって、収拾がつかなくなるのが怖かったです。すみません、うまく説明できません。かなり哲学的で、難解で。
でもやっぱり、映画館にいるような気分で映画を観られるので楽しいです。

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  • たにぐち より:

    「マルコビッチの穴」もたしかそんな感じの映画でした。脳内の光景を描くのに関心のある監督なのでしょうか。
    フィリップ・シーモア・ホフマン大好きです。最近は悪役もやるようですが、ポール・トーマス・アンダーソン監督の『ブギーナイツ』『マグノリア』のデリケートな青年の演技、素晴らしかった!

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