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貨物列車を興味をもって眺めるようになったことの、もうひとつは、毎朝の通勤電車の車窓から、しばしば目撃するこの列車。

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直流電化の東海道本線で、あまり見ることのない交直流電気機関車(といっても10本に1本ぐらいはあるのだが)。交直流ということは、交流区間から来るはず……と、調べてみると前夜遅くに新潟を出発する便であることがわかる。

新潟から大阪への便といえば、福井県在住の上田さんにはこんな作品があった。

山峡の夜更けの駅を長き音引きずりてゆく貨物列車は/上田善朗『紅映』

この時間に到着する便の敦賀・福井通過は午前4時台なので「夜更け」というよりも明け方に近いが、北海道・東北の日本海側・北陸方面 と 名古屋・関西・中国地方を結ぶ列車はたくさんある。

この冬、日本海側の地方は大雪で、こういった列車はしばしば遅延、運休になり、数日遅れで雪まみれで到着したりするものも多い。

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そんななかで、今朝到着する便は、定刻で吹田-大阪貨物ターミナルの貨物支線を通過していった。
当方も、駅まで小走りになりながら、阪急京都線のいつもの通勤電車に間に合った。

通勤電車も貨物列車も、それぞれ定刻ならば、この場所で出会う。秒単位の定刻ダイヤでそれぞれ運行されているということだ。

真面目すぎるぞ とも ごくろうさま とも思いながら。

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