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私のブログ当番には、まだ間があるのですが、割り込み参加です。

四月中旬まで渋谷で開かれていた「クマのプーさん展」に
駆け込みで出かけてきました。プーさんの挿絵を担当した
E・Hシェパードによる原画が多数展示され、物語世界の紹介なども、
盛りだくさんで、充実した展覧会でした。一角には入場者が撮影できる
コーナーも用意されていたので、その時の写真を一部をご紹介します。
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プーさんのお話は、作者A・Aミルンの息子クリストファー・ロビンと彼が
愛用したぬいぐるみたちがもとになっています。実際に使われていた
ぬいぐるみのレプリカも展示されていて、いずれも子供が遊んだ跡が
如実に残されていて(その部分も含めての複製)笑ってしまいました。

さらに、お話に登場するロバのイーヨーは、悲観的で理屈っぽい、
ちょっとヤな感じの老人、いや老ロバ、という印象なのですが、
これはお話が構想されたとき、一番古いぬいぐるみでかなり傷んでいて、
頭など、地面に垂れるほどに曲がってしまっていたことから、性格も
そのようになったのだそうです。改めて納得し、不意に河野さんの作品を
思い出しました。
  
  子供らが耳につかまり育ちたるぬひぐるみのロバ汚れて失せつ
  縫ひぐるみのロバの耳につかまりて子らは育ちし名無しのロバの
                      河野裕子『家』

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