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5月の第2日曜日は母の日であるらしい。

昨日の鴨川。
カルガモにも今年生まれた子どもたちがいて、ちょこちょこと泳ぎまわっている。
もう一羽、近くに大きいのがいるが、たぶんこれが母親だろう。

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土屋文明に「母の日に」という5首がある。

幼きが母ことほげばその母は老いたる母を尊むを見る/土屋文明『青南集』

これが一首め。
あとに続くのが、いろいろ苦労した土屋文明らしい。

生みし母もはぐくみし伯母も賢からず我が一生恋ふる愚かな二人
母に打たるる幼き我を抱へ逃げし祖母も賢きにはあらざりき
乳(ちち)足らぬ母に生れて祖母の作る糊に育ちき乏しおろかし
我が見たる四つの世の母世につれて少しづつましな生きざまするや

母や祖母が愚かだったのか。
男どもが、彼女たちの重荷になって、愚かにふるまわざるを得なかったということはないか。
あるいはまた社会が。

いろいろ考えさせられることだ。

女も男も

「少しづつましな生きざまするや」
 
どうだ?

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