アネモネ(前田)
花屋にはもう早咲きの紫陽花が売られていて、驚きました。残り物のような「アネモネ 五鉢で500円」とあり、あまりの安さに欲しくなったのですが、かなりの重さだったので諦めました。
派手な花はあんまり好きではないのですが、アネモネは何故か心魅かれます。普通の花は真ん中の部分が黄色いものが多いけれど、アネモネは黒っぽいので、色が鮮やかでも引き締まって見えます。ちなみに球根なんですが育てやすいみたいです。
「詩人がもしかしたら明日にでも破壊されているかもしれない世界の真っ只中で自分の語彙を苦労して拾い集め、選び出して並べることは、アネモネやプリムラや、今いたるところの草原で成長している草花がしていることとまったく同じことです。」(ヘッセ 庭仕事の愉しみより)・・・1940年の文章です。
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