ブログ

昨日は東京池袋で開かれた「野口あや子歌集『くびすじの欠片』を語る会」に出席。午後1時から、場所は東京芸術劇場という大きな建物の中にある会議室。京都は良い天気だったので上着なしで行ったら、東京はひどく寒かった。

パネリスト(花山多佳子、三角みづ紀、高島裕、大辻隆弘・司会)による議論のあと、活発な会場発言があり、最後は作者の野口さんの挨拶で5時に終了。歌人と詩人の歌の選びの違いとか口語の文体をめぐる話など、面白い内容であった。
  スプーンにのった液体が何なのかわからないまま口をひらいた
  うるわしく人を憎んだ罰として痒みともなう湿疹が生(あ)る
  やや重いピアスして逢う(外される)ずっと遠くで澄んでいく水
  くびすじがすきといわれたその日からくびすじはそらしかたをおぼ
  える
  きみの旋律にあわせて肋骨をゆっくりひらく冬のあかとき
5時半から懇親会→二次会→三次会と、夜中の3時頃まで飲む。三次会のお店で初めて「火鍋」というものを食べた。卓上の鍋が二つに仕切られていて(片方は白湯スープ、片方は麻辣スープ)、そこに各種の肉を入れて食べるもの。美味しかった。

コメントを残す

ページトップへ