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先日の再校作業の折に、「夕まづめ」ってなんだ?という声があがった。14人ぐらいいたが皆知らない様子。
向かいの席にいた高橋武司さんと「夕方近くのことですよねぇ」とうなずき合う。
辞書にはない言葉だが、釣り人には普通に通じる言葉で(高橋さんも釣りをされている)、「朝まづめ」と「夕まづめ」がある。おそらく「間詰め」なのだろう。明け方近くの朝になる直前、または夕方になる直前のことを指す。この時間帯は魚の活性も高く、よく釣れるのだ。
先日、12〜3人の歌人と話していて「すいば」という言葉を使ったら、誰も知らなかった。慌てて辞書を調べたらこちらも記載がなかった。こちらは多分「好い場」なのだと思うのだけれど、秘密の場所のことである。
子供の時はみんなそれぞれに「アケビのすいば」や「魚のすいば」「ゲンジ(鍬形虫)のすいば」を持っていて、すいばに行けばそれらが獲れた。
どちらもいい言葉だと思うんだけどなぁ。みなさん、辞書にはないけれど、こんな素敵な言葉がありますよ、というのがあったら教えてください。

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  • aya より:

    「すいば」といえば田舎育ちの私は、鶏の餌の青い葉っぱを思い出します。たしか、囓ると酸っぱい味がして、だから「酸い葉」と言っていたような。今でも道端にたけている、力強い雑草。「秘密の場所」という意味があるのですか。おもしろいですね。
    京都固有のことば、というのでもないのですね?

  • 山崎一幸 より:

    永田淳さま:
    どちらもいい言葉だと思うんだけどなぁ。みなさん、辞書にはないけれど、こんな素敵な言葉がありますよ、というのがあったら教えてください。
    ・・・・・
    山崎です
    大阪だけのことかも知れませんが、
    古い大衆食堂で店員が使ってます、
     大(だい)しま=大盛りご飯
     しま     =中盛りご飯
     半しま    =小盛りご飯 
    その所以は、江戸時代ごろから堂島
    に米の市場があったから、米をシマと。 所以は信用できませんが。
    大阪の新世界に シマ と言っていた食堂がみな廃業して、一軒だけ残ってます。今日散髪ついでに寄りました。

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