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今日は、午後から永田家で、4月号の再校、及び5月号の割付作業がありました。
多くの方は、京都市営地下鉄で終点の国際会館駅まで行き、そこから皆さんでタクシーに乗り合わせてくるのですが、私は路線の都合もあって、京阪電車で出町柳に出て、そこで叡山電車に乗り換え、岩倉駅で下車してから歩いて永田家を目指します。

まず、出町柳駅で叡電に乗ろうとして、この表示にびっくり(ノ゜⊿゜)ノ!!

2017-03-19 叡電出町柳駅

な、なんですかこの「日本酒&ワイン電車」というのは?!
叡電には随分長いことお世話になっていると思うのですが、こんなのは今まで見たことがありません。

で、改札をくぐって、くだんの電車を見て納得。
横長の座席と座席の間にテーブルがしつらえてあって、そこには大量の日本酒とワインの瓶が!
そして、既に着席している老若男女がワイワイガヤガヤ。
(本当は写真も撮りたかったのですが、一般の方を至近距離から撮ってしまうことになるので、さすがに止めました。)

気を取り直して、「貴船口・鞍馬」行きに乗り岩倉駅まで。
そこで下車して、永田家までは徒歩15~20分くらいです。
今日のようなおだやかな気候の日は、歩いていて心地いいです。
少しずつ春の花も咲き始めていたり、緑も増えてきていたり、いろいろなものを見ながら、心持ちゆっくりと歩きます。

そして永田家に到着。
と、庭ではタンポポ&シロバナタンポポが出迎えてくれました。

2017-03-19 永田家のタンポポ

なんだかほっこりします。

今日の再校・割付作業は(も)、みなさんからの差し入れがたくさんありました。

2017-03-19 パンとお焼き

右上は「清水ベーカリー」こと清水弘子さんお手製のパン。
左下は、齋藤弘子さんお手製の、大葉入りお焼き。

2017-03-19 能面もろこし

こちらは、大森静佳さんが山形・黒川で買ってきたという、能面もろこし。
そのリアルさに、みなびっくり。
能面大好きな大森さんらしいお土産でした。

2017-03-19 ミネストローネ

そして、毎度おなじみ木村食堂、木村輝子さんが永田家の台所で作ってくださったミネストローネです。
他にも、さまざまな差し入れがあったのですが、全部は載せきれないことご容赦ください。
どれも大変美味しく、ややお腹減り気味で来ている我々には、大変ありがたいことでした。

こんなことを書くと、なんだか食べてばかりいるようですが、もちろんそんなことはありません。
みなさん、あくまでメインは再校・割付の作業です。
できるだけ誤植がないように、できるだけ正確な誌面を作れるように、誰もが真剣に取り組んでいます。
でも、長時間ずっと集中力を保つのは困難ですし、ミスにもつながります。
ですので、適宜こうしたおやつを食べながらリフレッシュして、そしてまた取り組むのです。

間違いをできるだけ少なくするために、校正の際に少しでも疑問点があれば、すぐ隣の人や、その事に詳しそうな人に聞きます。
知らないことを聞くというのもありますし、複数人の目を入れて再確認する、というのもあります。
そういうときに、今まで知らなかった知識を得ることもしばしばです。
こういうのは校正作業の醍醐味ですね。
これまで校正作業の際に得た知識は、それこそ数え切れないほどあると思います。

今日は少し長くかかったので、17:30ころに永田家を出て帰途に着きました。
お彼岸間近の今くらいの時期は、この時間帯ちょうど夕陽がきれいです。
夕陽が沈む少し前の西の空ってほんまにきれいやなぁ、と思いながら、またぶらぶらと岩倉駅まで歩いていきました。

出町柳駅でいったん地下に潜って京阪電車に乗り換え。
その京阪電車が七条を過ぎて、再び地上に出るころには、とっくに陽は落ちて、すっかり夜になっていました。

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  • 寺田慧子 より:

    小川さん、みなさま、きのうはお疲れさまでした。
    再校に参加するのは2回目ですが、最初はロームシアターでした。
    あの時から、いつか永田家での再校に参加したいという願望を持っていました。
    それがこんなに早く実現したのは、長崎の寺田裕子さんがお正月のメールに、
    「今年中に、旧月歌会と再校に参加したいです・ドキドキ」と書いてくださって
    「3月に行けそうです」と早々と連絡をくださったからです。
    「じゃあ、わたしも行く~~」と計画を立てました。

    タクシーから降りて、永田家の表札を見ただけでじ~んとしました。
    お家に入ると、そこかしこに河野裕子さんのお写真があり、見守られながら再校の
    作業をしました。
    お焼きもおやつもミネストローネも、どれもおいしくて体も心も温まりました。
    これは大きいぞと思われる間違いをふたつ見つけて、大役を果たしたと思います。

    帰りはタクシーがなかなか来ずに、結局、淳さんと松村編集長と永田和宏さんの
    (卒業式から帰られたばかりの)車に乗せていただくことになりました。
    裕子さんと清水さんとわたしは永田和宏さんの車でした!
    お忙しいのにありがとうございます。 一生の思い出になります!

    これから大相撲を見ながら、菜の花パスタを作ります。

    (初めての投稿、大失敗して、二回目のチャレンジです)

    • 小川和恵 より:

      寺田さん、昨日はお疲れさまでした。
      私も、初めて永田家を訪れたときにすごく感動したのを思い出しました。
      帰りは大変だったようですが、永田さんに送っていただけたなんて、却っていい思い出になったのではないでしょうか。
      大相撲もますます盛り上がってますね(我らが高安も9連勝!!)
      菜の花パスタ、美味しくできることを祈っています。

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