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「短歌人」4月号の編集室雁信(編集後記)を読んでいると、会員の方へ向けた注意事項が目に付く。
「担当分の初校の校正を終えてひとこと。人名、引用歌は特に正確に記してほしい。送付前にもう一度確認を。」(宇田川)
「いったん歌稿を送ってから、訂正を求めてくる方がいる。自作に対するこだわりと推敲意欲には敬意を払うが、どうかこれは勘弁願いたい。(…)」(小池)
「(…)原稿の右上をホチキスか糊で必ずとめて下さるようお願いいたします。作品のアタマに番号や記号をつけるのも不要です。(…)」(藤原)
どれもこれも思い当たることばかり。「塔」でも全く同じ状況である。
「私ひとりくらい・・・」と考える方が多いのだが、塔の会員数は1050名以上、詠草を出している方だけでも800名。「私ひとりくらい」が積み重なると膨大な手間になる。
「引用歌の間違い」「旧かなの間違い」「詠草の訂正」「詠草の削除」「タイトルや氏名の欠落」「原稿の書式不備」など、会員の方一人一人が気を付けて下さると、大幅に手間が省けます。ご協力よろしくお願いします。

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  • 村田馨 より:

    短歌人の村田と申します。校正を担当しております。
    宇田川さんが書かれた「引用歌は特に正確に記してほしい」はもちろんそうあって欲しいのですが、人間ですから常に完璧を求めるのは酷というもの。間違いを見つけるのが校正の仕事です。
    しかし、書評なら引用歌のページは原稿にメモして欲しいです。これがあるとないとでは手間が格段に違います。一冊のなかから該当の一首を探し出して原稿と突き合わせる。これを何回も繰り返すとさすがにしんどいです。

  • 松村正直 より:

    どの結社でも校正には苦心されていることでしょう。もちろん、書き手も校正者も完璧ということはあり得ないのですが、少しでも間違いを減らすために皆で協力することが大切ですね。
    特に結社誌の場合、校正も会員が行っているところがほとんどでしょうから、その人たちに余分な負担を掛けないような心遣いが欲しいと思います。

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