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明るいものを、なんでもかんでも「昼のように」というのは慣用句。
歌会で出てきたら、だいたい厳しいこと言われるものだ。

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これは山手線の某所。
架線が交替するところで、火花がとびやすい。

雨の降っているときなど、しばしば青い火花がとぶのが見えるが、この日はやや雲が多いながらも晴天の一日。夜に入って結露しやすくなったか。

雪散れる暗き空架線は交錯し集電器接觸の火花ゆらめく/黒住嘉輝「餘白」

 
黒住さんの初期作品。合同歌集『塔作品集Ⅲ』に出てくる。
集電器=パンタグラフ。

昔はもっと火花がとぶことが多かったらしい。
火花がとぶというのは、一瞬だが高温になる。架線もパンタグラフも傷むし、そのぶんエネルギー効率もわるくなる。

いかに火花が飛ばないようにするかというのが、永年の技術開発。
それでもときどき、火花はとぶ。

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