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我が家から車で五分のところにある、
スーパーの三階駐車場から西方を望むと、
特に冬の日は、素晴らしく美しい山並みを望める。
丹沢山塊である。山の好きな友人がよく
「結構面白い山で、歩いていて飽きないよ」
と言っていた。山は遠方にありて、望むもの、
と思っている私は、買い物のたびにこの山を見ることで、
十分満足である。ちなみに、後方に見える小さな白い頂は、富士山である。

  富士が嶺の裾さへぎりて日面(ひおもて)に丹沢山は際立ちにけり
                      鹿児島寿蔵『潮汐』
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  • 真中朋久 より:

    町田・成瀬にお住いの佐藤善二さんの最近出た歌集『游魚』から。
    50年ほど前の丹沢。

    丹沢の水ほとばしる岩陰で飛沫(しぶき)をあびて草鞋むすべり
    ホールドを失ひかけし丹沢沢登りあの若き日の恐怖忘れず

  • 岡部史 より:

    丹沢は首都圏にあるので、軽装の登山者は多く、その分遭難者も意外に多いのだそうです。ああ、永田さんもそのお一人だったかも!?

  • 永田和宏 より:

    岡部さん
    丹沢はたしかにおもしろい山です。まだ二十代の頃、一人で丹沢の沢登りをしたことがありました。草鞋を履いて、沢を詰めてゆくもの。いくつかの滝を越え、これはちょっとやばいかなという滝がありました。下から見ると、でも大丈夫そう。何よりこれを登らなければ、上へはいけない。
    途中までは良かったのですが、ちょうど真ん中あたりで足場、手がかりがなくなり、立往生。まさに立往生で、登ることもできず、かといって、降りることはなお危険。しばらくその場に凍り付いていて、これは駄目かもと思ったことでした。
    じっとしてても手がしびれるばかりなので、こうなれば登るほかはないと腹を括って、なんとかそこを突破できました。滝の上まで登ってはじめて、膝が震えだしたのはなかなかのものでした。
    もちろん帰って、河野には内緒でした。淳が産まれてすぐのことだったように思いまうs。

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