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先日、岡山の実家に帰省したとき、ジャンボたにしの卵というのを初めて見ました。
母が、ランニングの途中で見つけたそう。

「ジャンボたにし」は俗称で、じつはタニシではなく、正式には「スクミリンゴガイ」という巻き貝。ショッキングピンクのような鮮やかな色彩の卵塊が特徴的で、ジャンボたにしたちは水路の壁をよじのぼって、水の届かない安全なところにこれを産みつけます。このピンクの卵塊はとても硬く、毒をふくみ、また孵化して成長すると、田んぼの稲の害虫にもなるため、現在ではちょっと嫌われ気味の外来種、ジャンボたにし。もともとは食用として、数十年前に台湾から持ち込まれたそうですが。美味しいのでしょうか…
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それはそれとして、このピンク色の鮮やかなこと。
(ぷつぷつしたものが苦手な方、ごめんなさい)
注意してよく見てみると、他にもあちこちの用水路の壁にたくさん張り付いています。今まで、ジャンボたにしの存在もその卵のことも全然知らなかったから、たぶん目に映っても気が付かなかっただけで、実際にはずっとそこにあったのだと思うのだけれど。wikipediaには西日本に生息、と書いてありますが、京都にもいるのでしょうか。今度探してみよう。

あまりにピンク色が衝撃的なので
「これをどうにか短歌にしたいけど、難しいじゃろうか」(岡山弁)
「ジャンボたにしのことを詠んだ歌は、まだこの世にないかもね」
という会話をしていた矢先。
ありました。

ももいろのジャンボたにしの卵塊を水路の壁から掻き落としたい
大室ゆらぎ『夏野』(2017)

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  • 篠野京 より:

    大森さん
    お探しになるのはご面倒でしょうから、ここに引用しますね。塔平成27年9月号、143ページ上段です。

    大いなる林檎貝の殻轢かれたりその虚(うつろ)すら無くなりにける

    下手くそな歌でごめんなさい。別にスクミリンゴガイでなくても成り立ちそうな内容で、あんまり参考にならないかもしれません。
    寺田さんが書かれているように私も夏場に田んぼ道で、貝殻を見かけました。卵は水路の水の届かない壁面にへばりついていました。
    こういう外来生物を詠むのは、事情を知っているだけになかなか難しいですね。鴨川で、短い手足をちまちま掻いてヌートリアが泳いでいるのはかわいいですが、かわいいで済ませられる問題ではありませんから。

    あと、私は「リンゴサイズ」だからそう名づけられたのでは、と憶測しましたが、ひょっとするとあのずんぐりとした貝殻の形が林檎っぽいということかもしれません。これも憶測です。あの桃色のつぶつぶの卵の方が、何だか果実のようですが…。

  • 匿名 より:

    エスカルゴの代用で輸入されました。(結局失敗)。天敵がいないので異常繁殖したようです。毒々しい色の卵なので鳥も食べない。卵は水中では孵化しないので、こまめに掻き落として駆除します。ラプラタリンゴガイという仲間もおりますね。

  • 寺田慧子 より:

    きのうのコメントを訂正します。
    「一か月前」は、大きな間違いでした。
    写真で確かめたところ、6月26日、4か月も前でした。
    稲刈りが済んだ田んぼにいるわけはないですよね。
    稲が青々として、水もいっぱいあったのですから、
    夏の風景だったのです。
    しっかり確かめずに書いたこと、お詫びします。

  • 黒田長宏 より:

    タイトル<掻き落とされてしまう卵>

    http://livedoor.blogcms.jp/blog/hihyounogakusyuu/article/edit?id=4559917

  • 寺田慧子 より:

    一か月ほど前、稲の根元にこのピンクの粒々がついているのを見ました。
    なんだろうと思いながら、調べることもせず、今「ああこれだ!」と
    思った次第です。
    京都市西京区大原野の田んぼです。

    • 大森 より:

      寺田さん
      コメントありがとうございます。
      京都市内にも生息しているんですね。
      わたしも、母に教えてもらわなかったら、たぶん何かの卵だとは思いもよらず、絵の具か何かの汚れかゴミだと思ったとおもいます。
      それくらい、不思議に鮮やかな桃色ですよね。

  • 篠野京 より:

    実は私も過去にこのスクミリンゴガイを詠んだことがあります。正確に云うとスクミリンゴガイの殻ですが。
    塔の誌面に載りましたが、「スクミリンゴガイ」では長いので確か「林檎貝」という表記にしたかと思います。漢字にするときれいな貝のようにも思えますね。リンゴサイズの貝という意味なのでしょうか?

    • 大森 より:

      篠野さん
      なんと!歌に詠まれたことがあるんですね。
      何年の何月号頃のものだったか覚えておられたらまた教えてください。
      探してみますので。
      リンゴガイは確かになんで「林檎」なんでしょうね?
      検索してみても、わかりませんでした。

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