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「りとむ」11月号を読む。隔月刊で、今月号は90ページ。全体的に非常に読みやすいレイアウトである。
高幣美佐子さんの「啄木の額」という文章が面白かった。かつて担任した生徒が、啄木の曾孫であったことがわかり、その元生徒(石川晶子さん)と三十余年ぶりに再会するという話。啄木の直系の子孫が現在もいらっしゃるということを初めて知った。
他には三枝昂之さんが「河野裕子さんのこと」という文章を書いている。「河野さんは横紙破りの人だった」という一文を皮切りに、河野さんのデビューから闘病詠までを同世代歌人として回顧したもの。こうした文章を読んでいると、あらためて河野さんは亡くなったんだなぁという気がしてくる。

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